続・湯島界隈のこと

  • 厳冬

 もうとっくに啓蟄も過ぎた。
にも関わらずいつまでも寒みぃだ。
梅も5分咲き。
しかも曇り勝ちで、光が足んにゃあ。

「ひゃあ、何だかどよ〜〜んとした景色やなあ・・・」

 梅の花よか、絵馬のが多い。
合格祈願の絵馬。
何もそこまでってくりゃあにぶら下がってる。
学問の神さまだかんなー。
 何でも修学旅行生にも人気らしい。
団体料金もあるとか。

【特別昇殿参拝初穂料】(約15分)

  1. 班単位・・・1人 1,000円
  2. クラス単位・・・1クラス 5,000円

合理的だこと・・・。
 おみくじもあった。
こっちは「おみくじ自販機」。
ショーケースに獅子舞が入ってる。
こいつがいごいておみくじを咥えてよこす。
いごきが何ともびみょー。

「ひゃあ、お神楽ロボットとか言いたそうじゃっ!」

 マーキングだけして、次の目的地へ。
正門を出てすぐに料理屋があった。
古い造りだで。
何か見覚えのある景色が・・・。

「ひゃあ、ここに「鳥つね」があんじゃ。昔来たこんがあんで・・・」

 湯島は坂の町。
「中坂仲坂」、「実盛坂」、「清水坂」・・・。
それはそれで風情がある。
清水坂」をひたすら歩んでく。
坂を下りきったあたりに次の目的地が。
かの有名な【神田明神】。

「ひゃあ、鉄ッコンキンクリートでえりゃあ立派な造りじゃ!」

 色もすぎゃあ。
総朱塗り。
何とも派手チック。
所帯もできゃあ。
神殿、祭祀殿、資料館、鳳凰殿・・・。
それ以外にもいっぴゃあ。

「ひゃあ、ちょっとしたテーマパークだで・・・」