もうちっと・【浅草七福神】のこと

 正式には【橋場不動尊】。
ここも結構古い。
8世紀半ばに開創された。
開いたのは奈良東大寺建立の時の重鎮の弟子。
12世紀に宗旨替え。
天台宗の寺になったそうな。
 鎌倉以降は【浅草寺】の末寺だった。
浅草寺】からは随分離れてるけんど・・・。
でも、今は【比叡山延暦寺】の末寺だとか。
背景は良くわかんにゃあ。

「ひゃあ、例の明治元年神仏分離が関係してんのかなー」

 この一帯はちと特別。
いつも焼け残ったそうな。
明治末年の大火、関東大震災東京大空襲・・・。
この橋場の一角だけは災禍を免れた。
そりゃ霊験あらたか・・・。

「ひゃあ、そりゃあきっと何か持ってるべ・・・」

 現在の本堂は弘化2(1845)年建立。
ってすぎゃあっ!
観りゃあ小っちぇえ。
けんど江戸時代の建築様式のまんま。

「ひゃあ、そりゃあ大切にしにゃあと・・・」

 ご本尊は不動明王
開運厄除け不動。
おっかにゃあだ。
でも、世の中の災厄を払って来た。
市民の尊信を集めて来たそうな。

「ひゃあ、恐ゃあ顔ほどココロが優しいって・・・」

 【布袋尊】は10世紀頃に祀られたらしい。
清廉度量の神さま。
常ににこやか。
粗衣をまとって人にモノを乞う。
貰ったモノを入れるできゃあ袋と杖と団扇。
諸国を遊行したそうな。

「ひゃあ、ぷーだったんだー」