続・【築地場内市場】のこと

  • 【鮨文】

 め〜っけ!
あの【鮨文】を見つけた。
我が故郷の港にある。
もう40年っくりゃあ昔のこん。
たまに奮発して喰いに行った。

「ひゃあ、でも何だかんだ喰いに行けただよなー」

 その後、急成長。
そこそこ有名な寿司屋になった。
結構、東京からも喰いに来る。
高級寿司屋の代名詞に・・・。

「ひゃあ、立派になったモンだで。我々が行くにゃあ敷居が高くなっちまったで・・・」

 元々が【築地】。
ここが本店なんだー。
ちっと懐かしく感慨深きゃあ。
小っちぇえ店だった。
大した人数は入ゃーれにゃあ。
そこに鬼のようなヒトが群がってる。

「ひゃあ、とてもじゃにゃあけんど、並ぶ気はしにゃあなー」

  • プロ

 商店街から離れた。
今度はホントの市場ん中へ。
ちと雰囲気が違あ。
オオモノのサカナが飛び交う。
トーシローが行くとこじゃにゃあ。
って空気が漂う。

「ひゃあ、やっぱプロが切った張ったするとこだで・・・」

 っとは言え、一般客も大事。
メリハリがある。
それなりにちゃあ〜んと相手をしてくれる。
扱う量もわきまえてる。
スーパー並みのサイズが主流。
キレイなパック入りで小分け販売OK!
 何せ、観光客も多い。
客扱いもプロだで。
ついついその気にさせられちまあ。
毛唐扱いも上手ゃあ。

「ひゃあ、ヘタに国際問題にでもなったらえりゃあこんだに・・・」