続々・ご近所のこと
- 渡し
今は立派な橋がある。
でも昔はにゃあ。
「佃島」に行くには船っきゃ無かった。
すぐ近所の隅田川沿いに【佃の渡し跡】がある。
記念の石碑が立ってる。
「ひゃあ、何だか情緒があるじゃんか・・・」
石碑の上には【佃大橋】。
象徴的な絵になってる。
そんな昔のこんじゃにゃあ。
【佃大橋】が出来てまだ50年っくりゃあ。
区内最後の渡しが廃止になったそうな。
1963年(昭和38年)のこんだったらしい。
「ひゃあ、東京オリンピックの前の年じゃんか・・・」
橋が出来ちまあと急に渡しは用なし。
船頭さんは一気に失業・・・。
急に暮らしぶりが変わっちまあで。
「ひゃあ、橋1つでおっとろしいこんだで・・・」
- 埋立て
「聖路加病院」の近所にも石碑がある。
こっちは【月島の渡し跡】。
これも大活躍してたらしい。
でも1940年(昭和15年)に【勝鬨橋】が出来た。
するともう用なし・・・。
「ひゃあ、それも切にゃあこんだなー」
「佃島」は元々干潟だった。
「鉄砲洲」の東の海だったそうな。
ここを「摂津国佃村」の漁師が埋立てて住んだ。
1644年(正保元年)のこんだった。
「ひゃあ、もちろん時の幕府も応援したんだんべ・・・」
この頃埋立てが盛んになった。
「材木町」も「築地」もみ〜んな埋立て。
「佃島」の南側も埋立てられた。
「月島1号地」として工事が進められた。
1892年(明治25年)に「月島」が誕生。
更に「月島2号地」も完成。
1894年(明治27年)に「勝どき」が誕生したそうな。
「ひゃあ、地震ん時にゃでゃあじょうぶだかね・・・?」