続・【上海小南国】のこと

  • 余韻

 クラッカーみてゃあなのが出て来た。
料理が来るまで、こりょつまんでろってか?
ほどなく1品目【前菜】が登場。

「おーっ!こやあキレイじゃっ!見た目が楽しいでっ!」

クラゲやら焼豚やら小品が並ぶ。
  記念すべきひと口め・・・。

「ん・・・!」

ちと沈黙が支配した。
他のモンを喰ってみる。

「ひゃあ、上海料理ってこんなに甘ゃあだかね・・・?」

 あっと言う間にビールが空いた。
当然、お代わり。
ビールはすぐ来た。
が、次の料理はなかなか出て来にゃあ。
又、ビールお代わり。

「ひゃあ、余韻があり過ぎだでっ!こいじゃビールで腹いっぴゃあになっちまあで!」

  • 巻き

 【大車海老】が来た。
これも甘ゃあ・・・。

「ひゃあ、昔しぁ、甘ゃあモンがご馳走だったっつーかんなー」

そして、又余韻・・・。
又、ビールお代わり。
さすがに言った。

「ひゃあ、もうちっと料理出す間隔を巻いてくいよぉっ!」

 俄然、早くなった。
喰ってる最中に次の料理が出て来る。
そやそいで、あずましくにゃあっ!

「ひゃあ、わや加減っつーもんを知らにゃあだかねっ!」

 1品ずつ取り分けてあるので、量は多過ぎにゃあ。
ただ、感激した料理は無かったなー。
【名物上海ダック】・・・?
何だ、そや?
【ふかひれと松茸】・・・。

「ひゃあ、これって別々に喰いてゃあなー・・・」

 全体にコクのある濃い味。
それも全部甘ゃあ。
セレブな女性が喜ぶんだんべなー。
ビジネス客って雰囲気じゃあにゃあかも・・・。

「ひゃあ、『黄鶴』の中華が喰いてゃあなあ・・・。☆1つ半っ!」

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