終電のこと 【7/3】

  • 「乗換案内」

 いい時間になってる。
同行のメンバーたちはのんびり構えてる。

「ま、帰れなくなったら泊まるっきゃありまへんなあ〜」

っとか・・・。
完全リタイア組の強みだで・・・。
 成田でケータイにかじりつき。
「乗換案内」で必死に調べる。

「ひゃあ、JRはダメそうだで。京成で行くっきゃにゃあな・・・」

途中で快速っぽいのに乗り換える。
んで、新橋でJRに乗り換え。
これが一番固そう・・・。
 京成はバカ暑かった。
完全に冷房を止めてるらしい。
窓を全開にしても、汗が吹き出してくる。

「ひゃあ、JRが無能なのは知ってたけんど、京成までこんなにバカかっ!」

客を苦しめて、節電だと〜っ?
その節約した電気はどこぃ行くだあねっ!

「ひゃあ、捨ててんだけだろ〜がっ!バカタレがっ!」

  • 当日

 汗びっしょり。
乗換駅もしょぼい。
エレベーターとかもにゃあ。
ヘタすりゃ、エスカレーターも止めてる。

「ひゃあ、節電してて偉いでしょっ!ってか?バカ会社がっ!」

 新橋。
スーツケースを転がして乗り換え・・・。
これが又、結構遠い。
やっとこ終電に間に合った。
こっから又小一時間・・・。

「ひゃあ、何でこんな辛りゃあ思いしなきゃなんにゃあだねっ!」

 家に着いたら、翌日だった。
仕事に出掛ける当日。
とりあえず最低限の片付け。
シャワーを浴びて、やっとひと心地・・・。
する間もにゃあ。

「ひゃあ、あと3時間後に今のルートを戻るだでっ!」

 疲れたっ!
何もかも疲れたっ!
飲んで、喰って、走って、寝て・・・。
この繰り返しだけ・・・。
その為に往復のフライト時間を費やして・・・。

「ひゃあ、そんなん家でも出来るし、近くの温泉リゾートの方がよっぽどいいじゃっ!」