「ジュノー」寄港のこと 【6/27】
- エアコン
涼しい。
当然、エアコンなんか止めてる。
でも、勝手に風が出てる。
天井の吹き出し口から常に風が出てる。
こいつがベッドのアタマの方に向いてる。
「ひゃあ、夜中に顔が冷たくなっちまったでっ!何だこいつあっ!」
朝の5時から目が醒めちった。
嫁さんのマバタキの音がうるしゃあ・・・。
寒みぃっ!
何だか具合が悪りぃ・・・。
「ひゃあ、風邪引いちまったかなー・・・」
早速、シャワー。
身体を暖めて、風邪薬でも飲んどくべー。
悔ぴい。
「ひゃあ、てんめー!こうしてくれるっ!」
パンフレットをガムテープで貼っ付けた。
吹き出し口は全滅した。
- クジラ
暖まり過ぎた。
「ひゃあ、暑ちぃでベランダで涼んで来らあ・・・」
警備艇が並走してくれてる。
「ひゃあ、このあたりでも海賊が出るだかね?」
んな訳ゃあにゃあら・・・。
沖合いを眺めてた。
「んっ?」
何か黒いモンがいごいてる。
クジラだった。
遂に出たっ!
「プッフォ〜〜ッ!」
豪快に潮吹いた
あの独特の尾ビレが見えた。
急せ〜で嫁さんを呼ぶ。
「ひゃあ、来てみなっ!クジラだでっ!クジラが潮吹いたでっ!」