「ラブ」ちゃん逝去のこと
- 訃報
悲しい知らせが届いた。
「ラブ」ちゃんが星になった・・・。
嫁さんの友だちんちの息子だった。
ご夫婦でめちゃ可愛がってた。
それこそ犬のネコっ可愛がり状態。
「ひゃあ、そやさぞかし辛れえなあ・・・」
ご夫婦に看取られたそうな。
眠るように逝ったそうな。
ちゃあんとご夫婦が帰って来るまで頑張った。
そー言ってた。
気持ちは必ず通じてる。
確かにそう思う。
「ひゃあ、堪んにゃあなあ・・・」
いつかは来る。
とは思いつつも、考えたくもにゃあ。
誰にでも寿命ってある。
てめえの寿命なんかどーでもいい。
でも、他人のはヤ。
「ひゃあ、思い入れがあったら寿命なんか考えたくもにゃあで・・・」
- 麻痺
感覚が麻痺してる。
ず〜っとそう感じてた。
大震災以来、ず〜っと・・・。
神経が皮下脂肪で覆われちったみてゃあ。
喜怒哀楽が希薄。
「ラブ」ちゃんの訃報に接しても同じだった。
「ひゃあ、何かモノゴトに感動出来なくなっちった気がすんなあ・・・」
多分自分だけじゃにゃあ。
世間がみんなそうなってる気がする。
1億、総マヒマヒ状態・・・。
やっぱ、いか過ぎる災害だった。
ニンゲンの許容出来る器を越えてたかも知んにゃあ。
世界が不思議がってるそうな。
「ひゃあ、あの衆ら、良く暴動を起こさにゃあね。
ふつーだったら政府も東電も焼き討ちに遭っても不思議じゃにゃあで」
って・・・。
だんだんわかって来た。
この国民は腰が抜けちまった。
この理不尽に怒るエネルギーすら失っちった。
節電しろとか、盗っ人猛々しいべやっ!
でも、誰も逆らわにゃあ。
「ひゃあ、あの衆ら、放射能とか恐くにゃあだか?
良く大人しく節電とかしながら我慢してんなー」
世界から見りゃ尋常じゃにゃあらね・・・。