【エル・カスティージョ(El Castillo)】のこと 【11/24】

  • 城壁

 ここも超有名。
その名の通り、スペイン語で「城壁」。
この遺跡の求心的な神殿。
完成は9世紀初頭と言われてる。
高さは25m。
4方向に階段がある。
そして中央階段には有名な「ククルカン」。

「ひゃあ、そんなにバカできゃあピラミッドじゃにゃあな」

 今は登頂禁止。
数年前に、落っこって死んだヤツがいたそうな。
以来、登頂禁止。
何となくアメリカっぽい。

「ひゃあ、電子レンジでネコを乾かさない事って注意書きが必要な国だかんなあ」

みんな同じ事を思ってる。

「ひゃあ、そら落ちるヤツがとれえだあよっ!ここまで来たら登りてゃあでっ!」

 【チチェン・イツァー】は2期に別れてた。
6世紀頃から純粋な「マヤ文明」都市として発展。
その後、一旦衰退したそうな。
んで、10世紀頃から再興。
「トルテカ人」と手を組んだとか。
【マヤ・トルテカ文明】と言われるそうな。
雨神「チャック」は「マヤ文明」の象徴。
蛇神「ククルカン」は「トルテカ文明」の象徴なんだそうな。

「ひゃあ、節操がにゃあって言えなくもにゃあな・・・」

 ここの「ククルカン」は有名。
中央階段の「ククルカン」には仕掛けがある。
年に2回、蛇の羽毛が現われる。
正確には羽毛のカタチの陰が出来る。
毎年、春分の日秋分の日は大変。
世界中から観光客が殺到。

「ひゃあ、ツアーもこの日を狙ったヤツがあったで」

 ところが世の中上手く行かにゃあ。
でゃあてゃあ、この時期は雨期になってる。
なかなか陽が出る日が少にゃあ。
観れたヒトはめっちゃラッキーってこんで・・・。

「ひゃあ、わざわざ日本から来て雨でも降られた日にゃたまったモンじゃにゃあな・・・」

そいでもみんな春分の日を狙って来る。
優雅なモンで・・・。
 ふと気づいた。
【木の芽クズ】が気に障らにゃあ。

「ひゃあ、そー言えば・・・」

っつーくりゃあのモンだった。
ツアーメンバーの中の理解者が甲斐甲斐しい。
【木の芽クズ】を孤独にさせない。
かと言ってヘンに媚びてにゃあ。
ヘンに甘えさせる事なく、オトナの会話をしてる。

「ひゃあ、あのヒトなかなか大したモンだで。
見た目はちと「ナル雄」っぽいけど、ホントに扱い慣れてる気がする」