続々・【テオティワカン】のこと　【11/21】

　遂に来た。
今回のツアーの目玉の１つ。
【太陽のピラミッド】。
高さ６５ｍ。
年に２回、太陽が真上を通る。
そん時に、ピラミッドは輝くんだそうな。

「ひゃあ、まるで後光が射してるみてゃあらしいで・・・」

　ここも嫁さんの登頂は無理。
日陰を見つけて休憩しててもらう。
その間に１人でチャレンジ。
ま、そりゃ疲れる。
けんど、そんなに死ぬほどの難行じゃにゃあ。

「ひゃあ、それにしてもすぎゃあヒトの数だで・・・」

　結構、始末の悪りぃのもいる。
全部で２４８段。
急な階段ばっかし。
ここを横一列手を繋いで歩んでるヤツがいた。

「ひゃあ、ハナイチモンメじゃにゃあだから・・・」

　当然、スポットなんだべ。
そこを目指して世界中からヒトが集まる。
頂上に小っちぇえ石があった。
そこにヒトが群がってる。

「ひゃあ、何だ！何だ！火事か！ケンカか！江戸の華か！」

　小っちぇえ石には、何か光る石が嵌め込んであった。
１ｃｍっくりゃあの青い石だった。
ターコイズみてゃあな・・・。
みんなこの青い石に指を触れてる。
小っちぇえから、取り合いになる。
老若男女奪い合い。

「ひゃあ、ここまで来たついでだで！江戸の華っ！」

　争奪戦に参加。
押し合いへし合いの挙句、場所ゲット。
光る石に人差し指が触れた。
でも、１０秒っくりゃあが限界だに。
後続に押し出された。

「ひゃあ、こいできっといい事があんでっ！」