続・【テオティワカン】のこと 【11/21】

  • 【ケツァルパパロトルの宮殿(Piramide de Quetzalpapalotl)】

 【ジャガーの宮殿】の隣。
かなり修復度は高い。
元は神官の住居だったと言われてるそうな。
ここもレリーフが見事。
題材は【ケツァルパパロトル(ケツァル蝶)】だとか。

「ひゃあ、羽毛の生えたヘビとか、ジャガーとか、独特だで」

 この宮殿の前は売店。
いろんな土産物とかを売ってる。
でも、食指が湧かにゃあ。
多くは飾り物とか、ガイドブックとか・・・。
しかも石の飾り物が多い。
【太陽の石】とか・・・。

「ひゃあ、何とも言えにゃあけんど、重そー・・・」

 面白いおじさんがいた。
ウチワサボテンとスケッチブックを持ってる。
「ミサりん」が解説。

「この方があの壁画に使われていたのと同じ色を出してくれます」

原料はサボテンについてるカイガラムシ
これを潰して染色のデモンストレーションをしてくれた。
 見事な朱色だった。

「お〜〜っ!」

一同、感嘆。
んで、その染料で書いた絵を土産に・・・。

「あ、ウチはちょっと要らないなあ・・・」

  • 【月のピラミッド(Piramide de la Luna)】

 宮殿と並んである。
これがかの有名な・・・。
高さ48m。
さすがに嫁さんもここは登れにゃあ。
1人で行って来いと言う。

「ひゃあ、じゃ『市川さん』と四方山話でもしててくんなー」

 ま、体力的にどーってこたあにゃあ。
でも確かに空気が薄しぃ。
一気に駆け上がったら、いつまでも息が整わにゃあ。

「ひゃあ、ゆっくり昇り降りすりゃいいだに・・・」

 う〜〜む。
これが【テオティワカン】だで。
【月のピラミッド】から、【死者の道(La Calle de los Muertos)】を見通す。
左手に【太陽のピラミッド】がそびえる。

「ひゃあ、この遺跡の要って感じのロケーションだで・・・」

 紀元前2世紀の作品だそうな。
テオティワカン人」の宗教都市国家だった。
だろーって言われてる。
でも、どっから来たのかわかんにゃあ。
んで、8世紀頃に突然いなくなっちった理由もわかんにゃあ。

「ひゃあ、結局何もわかってにゃあだ。でも、わかんにゃあでもいいじゃ!」