現地ガイドのこと 【11/21】
- 社っ長さん
バス到着。
各自、好き勝手に乗り込む。
大型バスだから、ふつーに4〜50人乗り。
メンバーは22名。
「ひゃあ、どけえ座ったって余裕だんべ・・・」
「ミサりん」が案内。
「特に座席の指定はしませんが、お互いさまですので、
前方、中央、後方くらいの感覚で毎日ローテーションして下さい」
ま、ありがちがパターンだで。
とりあえず中央付近に陣取った。
何せ、ケガ人がいるで。
ドアに近きゃあ方がラクでいい。
続いて「ミサりん」が案内。
「ご案内の通り、今日から1名合流します。じゃ、ひと言お願いします・・」
さっきの異様な生物だった。
やっぱ一番前の席に陣取ってふんぞり返ってる。
「バンクーバーから来た『上D』っす。よろしくぅ!」
や〜な雰囲気が漂う・・・。
本人はそんな事知ったこっちゃにゃあ。
構わず、周りのメンバーにベラベラ話しかけてる。
「オレ社長なんすよ。バンクーバーで会社経営してて、100人っくらい雇ってんすよ・・・」
誰も聞いてにゃあよっ!
- ベテラン
まず、現地ガイドと待ち合わせ。
途中で初老のおじさんがバスに乗り込んで来た。
「ミサりん」が紹介。
「今日からお世話になる『市川さん』です。大ベテランのガイドさんです」
見たところ70歳っくりゃあ。
如何にも柔和そうなおじさんだった。
話し方もゆっくりだった。
「この仕事も長くなりましてね・・・、最近は疲れるんでお客さんを選ばせてもらってます・・・」
お!
我々は選ばれた客だかね?
今までは、政界・財界のオオモノが多かったそうな。
「手塚治虫」のガイドもした事があるとか。
今でも良く引き合いが来るらしい。
「でも、ああいう方々は疲れますでな・・・、今はHISさんにお世話になってます・・・」
我々なら緩い?
ま、その通りだけど・・・。