【正岡子規の句碑】のこと 【5/31】

  • 私有地

 満洲国にはこのヒトも縁があった。

正岡子規】 だんだんっ!

坂の上の雲」でも描かれてる。
満洲国で新聞記者として働いたそうな。
ただ、短かった。
身体を壊した。
あっという間に帰国せざるを得なかったらしい。
 その「子規」の句碑があった。
しかも、個人所有の土地の裏庭。

「ひゃあ、どー見ても寺院に見えるんだけんど・・・」

寺院も個人所有か・・・?
小学校建設工事の時に発掘されたそうな。
1993年のこったとか・・・。
 そもそも、残るはずが無かった。
この手のモンは片っ端から壊された。
文化大革命

”ぶんかぶんかどんどん、ぶんかどんどん!」

 「子規」はいい友人を持ってた。
その友人が句碑を地中に埋めたんだとか。
お陰さまで生き残った。

「ひゃあ、そーゆー説明だけんど何の証拠もにゃあよなあ・・・」

 良くわっかんにゃあ場所だった。
入口は寺院の山門っぽい。

【金州副都統衛門】

ってな石碑がある。
通りっぱたには、看板が出てる。

【理髪】 4元 院内

 じじーでもわかる。
床山じゃん。
しかも4元(約60円)。

「ひゃあ、どんなアタマにされる事やら・・・」

どーでもいいけど、不思議な景色。
 中は広え。
ず〜〜〜っと歩んでく。
畑があったり、お堂があったり・・・。
かなり奥深い。
んで、石屋に突き当たった。
石碑やら、庭石やらのショウルームっぽい。
 「コウさん」がすかさず・・・。

「ここは私有地ね。写真撮っていいのは石碑とアカシアの花だけね」

んなあ〜んて言われると、みんな引く。
じじーはうがうがしちゃう・・・。

「ひゃあ、石屋の隣で『子規』の句碑が観光名所かあ・・・」