【路面電車】のこと 【5/29】

 次なる目的地。

【旧南満洲鉄道株式会社本社】(現大連鉄道有限公司)

ここも興味津々だった。
満洲の歴史の中心的存在。
満鉄】無くして、満洲は語れにゃあ。
わくわくっ・・・。
 【満鉄本社】までは歩んでった。
そりゃそーだ。
とってもバスが停められるような場所じゃにゃあ。
でも、ここも中にはひゃーれにゃあ。
今も現役のカイシャになってるそうな。
 玄関前でウロウロ・・・。
外から建物の写真を撮っておしみゃあ。
当時の面影を残す写真だけ、撮りまくる。
でも、消化不良。

「ひゃあ、なんか『隔靴掻痒』だよなあ〜」

 前庭にできゃあ石碑があった。
全部、漢字だった。
「コウさん」が読んでくれた。

「日本軍が、日露戦争で勝って【南満洲鉄道】を・・・」

ひとつ、新発見した。
満族は今でも思ってる。

”日本も、ロシアも、ヒトんちの土地で戦争なんかすんじゃねーよっ!”

漢族はい〜んかいっ?

 【満鉄本社】までは歩んでった。
んで、その前に【路面電車】に乗った。
【中山広場】からテキトーにバスで郊外に向かった。
そこでテキトーに【路面電車】に乗った。

「だから、何じゃいっ!」

そー言っちゃっちゃあ、おしみゃあだで!
 電車はレトロだった。
はだって、そーいた車輌を走らせてるらしい。
内装も昔のまんま。
なかなか趣きがある。
一番面白かったのは、一般ピープルとのふれ合い。

「ひゃあ、ここの衆はふつーに席を譲るじゃんか!」

 見たっくれはケバい。
若い衆はツッパったカッコとかしてる。
でも、年寄りが乗れば当ったりみゃあに席を譲る。
日本人の旅行客に対してもおんなじ。

「ひゃあ、てゃあしたモンじゃー。
これがず〜っと守られたら、中国恐るべしだで!」