現地ガイドのこと 【5/29】

 バスが空港を出発。
いよいよ「満洲ツアー」の始まりぃ〜。
まずガイドが自己紹介。
堪能な日本語だった。

「ワタシの名前は『候(コウ)』です。
出身は旅順ね。ワタシは漢民族じゃありません。
満洲の生まれ、満族ね。
皆さんが旅行に”満足”してもらえるように頑張ります。
よろしくお願いします」

 ほっほお〜。
笑いまで取ってるで・・・。
てゃあしたモンだ。
見たくれは角刈りで、無骨そう。
でも笑うと目が無くなる。
憎めない雰囲気が漂ってる。

「ひゃあ、ガイドにゃ向いてっかもしんにゃあな・・・」

  • 1人っ子

 満族の「コウさん」
1人っ子政策について教えてくれた。

「現在の中国の人口は13億7千万ね。
でも、この後はきっと増加のスピードが落ちるね。
1人っ子政策は効果あります」

 確かに予想では将来アタマを打つと・・・。
でも、そりゃ政策が守られた時だんべ。
地方じゃ、訳わかんにゃあって話じゃんか。
守られるという。

「罰金が厳しいね。大連の場合20万元(約300万円)ね」

ふう〜〜ん。
 よくよく聞くと納得。

「正確に言うと、1人っ子政策は漢民族だけね。
満族は2人まで認められます。
その他の55の少数民族は3人までOKね」

なある・・・。

「ひゃあ、だから少数民族の子どもが狙われるんだ・・・」