デリー移動のこと

  • 消化

 これで全ての予定を消化。
観光もお仕舞ゃあ。
これから一路、デリーに向かう。
デリー移動。

「ひゃあ、何だか『テリー伊藤』みてゃあだな」(^^)

 デリーまでは260km。
旅程表では所要4時間半となってる。
って事は、平均時速60km弱。

「ひゃあ、ホントかあ〜?そんなんで行くかあ〜?」

でも、ドライバーを信じるっきゃにゃあ。
 スタートは思ったより順調だった。
一応、ハイウェイを走ってるっぽかった。
それが、だんだん混むようになった。
集落があるごとに滞る。

「ひゃあ、この景色はいくら観ても飽きにゃあで」

 いつもの混沌。
ヒト、荷車、リキシャー、バスもどき、牛、ブタ・・・。
そして我がもの顔は、やっぱ「タタ」のトラック。

「ひゃあ、ここのトラックもブサイクなくせにエラそーだよなー」

トラックが傲慢なのは、万国共通。
グローバルスタンダードらしい。

  • 大渋滞

 だんだんデリーが近づいて来た。
っと同時に混雑が・・・。
クルマも、ヒトも、牛も、てんこ盛り。
ぐじゃぐじゃの状態で、いごかなくなった。
ホンットにぐじゃぐじゃ。
タテヨコナナメにクルマが噛み合ってる。

「ひゃあ、日本の渋滞みてゃあに並ばにゃあだあね」

 ちょっとでもすき間を見つけると、鼻を突っ込む。
ナナメ向きのクルマばっかし。

「ひゃあ、こいだもの、混むに決まってんじゃんか!」

クラクションの応酬もすぎゃあ。
トラックも鳴らしっ放し。

「ひゃあ、やっかましーっ!」

 泣いてもわめいても、いごかにゃあ。
このまんま・・・。
時間はどんどん経過してく。
辺りは真っ暗になって来た。

「ひゃあ、何が4時間半じゃいっ!」