【ジャンタル・マンタル(Jantar Mantar)】のこと【1/12】

  • ガイド

 次に向かったのはここ。
【ジャンタル・マンタル(Jantar Mantar)】。
天文台
シティパレスの一角にあった。
小ギレイな公園って雰囲気だった。

「ちょと待っててね。ガイドが案内してくれます。それがあります」

 そのいと、恰幅のいいオッサンが来た。
立派なヒゲ。
メガネ。
でっきゃあターバン。
いかにもインドの学者って雰囲気。

「ひゃあ、何だか怪しげなのが出て来たで・・・」

 オッサン、自己紹介。
「ナンチャラ・カンチャラ」って言ったけど、忘れた。
早速、中を案内。
「ラクさん」は入らにゃあらしい。

「ひゃあ、全部英語じゃんか!」

 どーやら、メインは日時計
大小さまざまな大きさがあった。
オッサンが時間の読み方を解説してくれた。
できゃあ日時計は、分単位まで読める。

「ひゃあ、すぎゃあっ!ぴったし合ってるで!」

  • 学者

 次々と観測儀を説明してくれる。
日時計なんかはわっかりやしい。
それ以外のモンもある。
赤道儀とか、子午線儀とか、黄道儀とか・・・。
これも一生懸命説明してくれた。
でも、いくつかは意味不明。

「ひゃあ、コトバが限界を越えてるで・・・」

 ここを造ったのは・・・。
例のジャイプルの生みの親。

マハラジャ、【サワイ・ジャイ・シン2世(Sawai Jai Singh)】

このヒト、天文学にも長けてた。
学者肌だったらしい。
 5つも天文台を造ったそうな。
当時のムガール皇帝の許可を取ったとか。

    1. デリー    1724年
    2. ジャイプル  1728年
    3. ウッジャイン 1734年
    4. バラーラス  1737年
    5. マトゥラー   1738年

言われてみりゃ、確かにデリーにもあった・・・。