シェラトンのこと【1/11】
- 別世界
ジャイプル到着。
19:30だった。
もちろん、辺りは真っ暗。
ホテルに直行。
ここだけは別世界だった。
【シェラトンっ】
やっぱ、ちょと違うぞっと。
ロケーションはジャイプル駅前。
んで、この規模。
レストランも3つあるそうな。
ジムも、プールもある。
デスコも、ショッピングアーケードもある。
ガイドブックによれば至れり尽くせり・・・。
確かにすぎゃあ。
構えだけで脅かされちゃう。
スタッフが入口で挨拶。
「なますてっ」
周辺とは隔絶された世界。
そして、やっぱあんまし外に出したがんにゃあ。
- 日本人
ここでも日本人を見なかった。
誰もいにゃあ訳じゃにゃあら。
きっとビジネスでも使うべ。
注目の的なんだし・・・。
「アゴアシ付きご招待」も多いべ。
「ひゃあ、ツアー客は我々だけかも知んにゃあなあ」
やっぱ、白人系が多い。
ちょっと金持ちっぽい。
ガーデンレストランがあった。
屋外に席が並んでて、ショーが観れる。
インド舞踊みてゃあなのをやってる。
結構毛唐がいた。
「ひゃあ、やっぱ毛唐は寒さに強ぇえなあ・・・」
アホづらして観てたら、突然声を掛けられた。
妙になれなれしいオッサンだった。
怪しげと言やあ、怪しげ・・・。
ホテルの外に面白いとこがあるという。
このガーデンを抜けて外に案内するとか言ってる。
「ひゃあ、こいからホテルでメシ喰うだあよ。行けにゃあよ」
オッサン、残念そう。
そこに毛唐のカップルが通りかかった。
オッサンすかさず声をかける。
あっという間に成立。
そのまま出て行っちゃった。
「ひゃあ、怪しいけんど、何か後ろ髪引かれるなあ・・・」