【続・ムガール朝】のこと【1/11】
- 人気者
3代目皇帝は「アクバル」。
1556年。
弱冠13歳だったそうな。
このヒトは切れものだったらしい。
成長するに連れて実力を発揮。
勢力拡大と、国内の改革を両立させたとか。
「ラクさん」いわく、
「『アクバル』は一番人気者だったね。
ヒトビトに愛された皇帝ね。それがあります」
「アクバル」は宗教にも寛容だった。
ヒンドゥー教徒も登用。
宗教対立を解消しようと努めたらしい。
「ひゃあ、『ラクさん』の評価が高い理由は、このあたりだんべ」
「アクバル」は遷都もしたそうな。
デリーからアグラへ。
アグラから【ファテーブル・スィークリー】へ。
更にラホールへ。
【アグラ城】も造った。
なかなかダイナミックな動きだった。
ムスリムの町。
今でもアグラの市民の70%がイスラム教徒だとか。
「ラクさん」が続ける。
「30%のヒトはビジネスの為に仕方なく住んでるね。
この町のヒトはケンカが大好きね。それがあります・・・」
やっぱとことん嫌いらしい・・・。
- 跡目争い
後継者作りってのは難しい。
「アクバル」も例外じゃなかったらしい。
まともな跡継ぎを作れなかった。
相続争いになった。
息子どもにの血みどろの争いになった。
「ひゃあ、イスラムの世界じゃ跡継ぎ以外は全部殺すのが常識かと思ってたけど・・・」
「アクバル」は出来なかったんだべ。
1人だけ残して、兄弟をみんな殺しちゃう。
「ひゃあ、ま、ふつーは出来にゃあら・・・」
意外に密かに改宗してたりして・・・。
勝ち残ったのが、第4代皇帝。
「ジャハーンギール」
1605年在位。
このヒトは恐妻家だったらしい。
「ぼくちゃん、政治とかって興味ないし〜」
妻は「ヌール・ジャハーン」。
ペルシャの出身。
これが執政者になっちゃったらしい。
おまけにそのオヤジとかいうのも出て来た。
「ギャス・ベグ」っとか言ったらしい。
「ひゃあ、ギャオスなんてオヤジが出しゃばったら最悪じゃんか」