昼メシのこと【1/10】
- 初印メシ
小ギレイな店に案内された。
調度品も重厚で、なかなか落ち着いた雰囲気。
結構、客も入ってる。
日本人らしき客もチラホラ見える。
如何にもビジネスっぽい。
「ひゃあ、きっと接待用に使えるくらいの店なんだべ」
一番、奥の席だった。
ぶ厚い一枚板のテーブルに座る。
「ラクさん」も同席。
「一緒に食事が出来るのがとても嬉しいね。それがあります」
どーもそれはホンネらしい。
食事付きは、この仕事の魅力だと言ってた。
「ふうう〜〜ん・・・」
テーブルには薬味みたいなのが置いてある。
スタンドに3つの器がくっ付いてる。
緑っぽいのと、赤っぽいのペースト状のが入ってる。
あと1つはラッキョウらしきものが・・・。
「ひゃあ、恐いけんど喰ってみてゃあなあ」
- お飲み物
まずは飲み物。
当然、ビールである。
日本で言う大ビンが出て来た。
【KINGFISHER PREMIUM】
っとか書いてある。
これで250ルピー(約700円)。
日本でも立派な値段じゃん。
きっとインドじゃ法外な値段だんべな。
ま、でも飲めるだけでも・・・。
とりあえず乾杯。
う〜〜ん。
美味くにゃあっ!
「ひゃあ、薄しぃビールだなあ。何がプレミアムなんだか・・・」
すずっきーズは、別の飲み物だった。
「【ラッシー】、下さいっ!」
は?
わんわんじゃにゃあ。
これはインドのヨーグルト飲料だった。
ヨーグルトを水とジュースで割ったみてゃあな・・・。
だからいろんな味がある。
オレンジとか、バナナとか・・・。
「カレーの辛さを中和するのにいいんですって・・・」
なある・・・。