ノラ牛のこと【1/10】

  • ゲット

 さて、土産物・・・。
逃げ場はにゃあ。
何ってったって総勢4名だし。
他人に期待出来るメンツでもにゃあ。

「よっしゃ!決めた。土産物は全部ここで済ますべっ!」

自分用高級品を2つ。
あとは土産用廉価品を大量に購入。
 すずっきーズも釣られた。

「そーよねー。これでお土産の心配しなくて済むもんねー」

やっぱ、廉価品を大量に購入。
1ヶ、100ルピー(約280円)。

「バラマキ用には高級過ぎるけど、パッケージもキレイだし、ま、いっかあ」

ってこって・・・。
 「ラクさん」ちょっと慌てた。
思わぬ展開だったらしい。
嬉しいような、この後が不安なような・・・。

「沢山買ってくれたから、お店からサービスね」

店主の好意ってこって、お香をもらった。

「紅茶と一緒にしちゃダメね。香りが台無しになっちゃうから。
それがあります・・・」

確かに・・・。

  • 散歩

 さて、昼メシタイム。

「レストランはここから歩いて行きま〜す」

紅茶屋から近いらしい。
思いがけず、街中を散歩出来た。
紅茶屋は、一応商店街っぽい中にある。
雑然としてるとこがインドっぽい。
 とにかくヒトが多い。

「ひゃあ、何だかわかんにゃあけどヒトがいっぴゃあウロウロしてんなあ」

ワンコも多い。
飼い犬なのか、野良犬なのかはびみょー。
ヒトと同じノリでウロウロ・・・。
景色としては面白い。
 ノラ牛、発見っ!

「ひゃあ、ノラ牛がゴミ箱漁ってるじゃん!」

一同、盛り上がる。

「わあ〜っ!ホンモノのノラ牛だあ〜っ!」

みんなして写真撮りまくり。
当事者はぽっか〜ん・・・。

「ひゃあ、堂々たるモンだべや」