珍しくもない本の雑感90
- 対立
著者は力説する。
「ひゃあ、誰もこの問題を掘り下げようとしにゃあっ!」
みんな、表面的・外観的にしか取り上げにゃあ。
確かにどの本にも書いてある。
これで済ます。
ま、面倒いんだべな・・・。
著者は憤ってる。
「ひゃあ、そんな単純なモンじゃにゃあっ!」
何となくわかる。
この前に読んだ本の著者も言ってた。
「山際素男」氏。
1929年生まれ。
この本の著者「荒 松雄」氏より8歳若ゃあ。
ま、誤差範囲内か・・・。
いずれの著者も、一家言ある。
いかにもガンコそーじゃん。
「わが国では、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の関係を、絶えざる緊張と対立の関係においてとらえようとする歴史解釈が行われてきた」
今でもそーかも・・・。
「ひゃあ、その方が説明がラクだんべ・・・」
- 相違点
著者は2つの宗教の比較をしてる。
かなり多くのページを割いてくれてる。
これが結構面白かった。
まずは、2つの宗教の相違点を洗い出してる。
面白いっ!
これだけでも十分に読む価値があった。
言われてみりゃ、なるへっと思う。
並べてみるとでんでん違ぁ。
「こんだけ違う宗教が共存してる・・・?」
そりゃ、説明が大変。
表面的な研究じゃ解明出来にゃあ。
「ひゃあ、本を書くっきゃにゃあべや!」
なるへ・・・。