珍しくもない本の雑感89
【不可触民と現代インド】(9)
仏教改宗者のコメント。
「村では井戸も使わせてもらえない。
ヒンドゥー寺院に行くことも、近づくことも許されない。
ヒンドゥー教でもいてもいいことは何もなかった・・・」
同様にキリスト教改宗者も多い。
これは表面化し難い。
政府は格差解消の為の優遇制度を設けてる。
下位カーストに道を開いてるそうな。
公務員の雇用枠や、大学入学枠があるという。
「ひゃあ、一応はもっともらしい事やってんじゃん!」
でも、制度に不備がある。
何故か、キリスト教改宗者には認められないそうな。
んで、改宗者はヒトに言わにゃあ。
「隠れキリシタン」
が増えてるとか・・・。
いんどの不可触民は1億6600万人。
人口の約16%。
指定部族が8400万人。
合わせて最下層は、約2億5千万人。
総人口の約25%。
これが改宗予備軍って事らしい・・・。
元々、ムスリムは多かった。
不思議な共存関係が出来てたらしい。
このイスラム教への改宗もどんどん進んでるそうな。
ムスリム人口は既に3億人を超えた。
仏教徒は1億人超え。
キリスト教とかを加えたら、
「いんど人口の半分は異教徒っ!」
ってこった。
訳がわかんにゃあ。
「いんど人の85%はヒンドゥー教徒で〜す」
って、良く聞く・・・。
ウソ?
政府とか、バラモンの情報操作だという。
イギリスも1枚噛んでたらしい。
1947年。
インドは分離独立した。
その際、イギリスはインドとパキスタンを分断。
そして、お互いの敵愾心を煽ったそうな。
見事な操作だったらしい。
ってな刷り込みが行われた。
以来、不幸な歴史が綴られてるってことらしい・・・。