珍しくもない本の雑感89

 【不可触民と現代インド】(4)

 ちょー有名じゃん。

「マハートマ・ガンジー

「マハートマ」=偉大なって言われた。
インド独立運動のリーダー。
民衆から神のように崇められてた・・・。
って、ガッコで習ったべや。
 これも、習った通りじゃなかった。
確かに独立運動はしてた。
でも、ヒンズー教の支配体制はそのまま。
カース制度トはぜってえ変えたくなかった。
強固な擁護者だったそうな。
何故か?

ガンジー」は、バリバリの【バラモン】だったから・・・。

わっかりやすい・・・。
 大英帝国は賢かった。
植民地で一番困るのは”まとまり”。
これだけは避けなきゃいかん。
1932年、思い切った政策を出したそうな。

”多岐にわたる職能、宗教階層それぞれのグループ毎に選挙権、被選挙権を与える・・・”

狙いは、もちろんいんど社会の分断。

「賢っけ〜〜〜っ!」

  • 「アンベードカル」

 初めて聞いた。
ガンジー」と同時代にこんな人物がいた。
ヒトコトで言えば、天才だった。

    1. コロンビア大学留学、経済学博士号取得
    2. ロンドン大学政治経済学院卒
    3. グリーズイン法曹学院、弁護士資格取得

 「アンベードカル」は社会活動を開始。
公然と「ガンジー」を批判した。

ガンジー」は”偽善者”だっ!

ってな訳だった。
ガンジー」はオオモノぶりを発揮した。

「そんだけヒトビトに崇拝されてる男なら、一度会談してみよう」

 「ガンジー」はひっくり返ったそうな。

え〜〜〜っ!
「アンベードカル」って【不可触民】の出身だあ〜〜?
【ブラーミン】じゃなかったのぉ〜〜っ!

天地がひっくり返ったくらいびっくらした。

「あり得ないっ!
【不可触民】が、この「マハートマ」に楯つくなんてっ!
これはまじいっ!
命を賭けても阻止しなきゃっ!

ガンジー」はホンキになったそうな。