珍しくもない本の雑感89

 【不可触民と現代インド】(2)

 言うまでもにゃあ。
インドのカースト制度がバックにある。
その象徴的な事件として”はじめに”を書いた。

「【カースト】ねえ・・・」

大昔、ガッコで習ったなあ・・・。
コトバだけはすぐ覚えちゃった。

バラモンクシャトリヤ・バイシャ・スードラ】

 忘れるもんかっ!
強烈に個性的な名前ばっかし。
ちょうど、テレビで「ウルトラQ」とかやってたし。
植木等」の「ス〜ダラ節」とか流行ってたし。
流石に「アラレちゃん」は、まだいなかったけど・・・。
 知らんかった。
カーストって、4段階じゃにゃあらしい。
そもそも、発音もビミョーに違あ。

  1. 【ブラーミン】・・・(僧侶、司祭階層)   5%
  2. クシャトリヤ】・・(王侯、戦士階層)   7%
  3. 【ヴァイシャ】・・・(商人階層)       3%
  4. シュードラ】・・・(上位への奉仕階層) 60%

これで、75%。
へ?
あと、25%は・・・?

  • 不可触民

 知らんかった。
4段階のまだ下があった。

  1. 【不可触民、指定山間部族民】    25%

へ?

「フカショクミン・・・?」

何じゃ、そりゃ?
 初めて聞いた。
そんなん、ガッコで習わなかったべや。
カーストにも入れない階層・・・?
ガッコの教科書にも載せらんにゃあ話かい?
人種差別とか言う次元じゃにゃあ。

「とっても子どもには言えにゃあ話って事か・・・」

 但し、数字は推定値だと言う。
推定の根拠は、1930年の英国政府発表の数字だとか・・・。
今ではもっと格差が広がってるらしい。
カースト人口はもっともっと多いそうな。

「何じゃ、この国は・・・?」