珍しくもない本の雑感87

 【旭山動物園物語】

  • ミーハー

 何て安直な・・・。
札幌ツアーを予約した途端、本を買ってきた。

旭山動物園物語 −ペンギンが空をとぶ−】

得意の「BOOK-OFF」
もちろん100円。
ミーハーの本領発揮。
 いつものパターンではある。

「何かいい事前情報が手に入るかも・・・」

って思ってた。
でも、ちと趣が違ってた。
映画の脚本から書き下ろされた本だった。
 主演、「西田敏行」・・・。
封切が2009年2月とか。

「へ!今年じゃんっ!」

そー言えば・・・。
そんな映画があったような・・・。

  • 実話

 原案は「小菅正夫」氏。
原作とは言わにゃあらしい。
現在の旭山動物園の園長さん。
1948年生まれ、北大獣医学部卒。
1973年に動物園の獣医師として就任。
1995年に園長に。

”動物に、ハマっちゃったんだべなあ・・・。”

 映画は実話をもとに描かれたそうな。
ま、多少の脚色はあるんだべ。
でも、ずいぶん参考になった。
市営の動物園の辛さ。
硬直的公務員の廃園圧力との闘い。

「さも有りなん・・・」

 2006年まで、ジェットコースターがあったそうな。

ハコモノ公務員の考えそうなこった!」

でも、園長たちは負けなかった。
そして次々と画期的なアイデアを出す。

  1. 夜の動物園
  2. 飼育係のワンポイントガイド
  3. 形態展示から行動展示へ

 極めつけは、この「行動展示」
これは魅力的。
まだ見ぬ動物園のイメージが、どんどん膨らんでく。

  1. 空中散歩するオランウータン
  2. 頭上で昼寝するアムールヒョウ
  3. ガラス越しに張り手を喰らわすヒグマ。
  4. 目の前にダイブするホッキョクグマ
  5. アクリルチューブの中を泳ぐアザラシ・・・。

そして、

【空をとぶペンギン・・・】

想像しちゃう。

「見てゃあっ!」