ナスカ観光のこと【1/18】

  • 土産物屋

 今回のツアーで唯一。
土産物屋に寄るという。

「わしゃ、そんなモン興味がないっ!」

新潟の「N村さん」である。
確かに、このヒトの興味の対象は限られてる。
土産なんぞ、どーでもいい。

”でも、きっと奥さんは苦労してるべな・・・。”

 実は、一同助かった。
我が家も同じ。
今までに、ロクに土産なんか買ってにゃあ。
特に喰いモン系は何も・・・。

「カイシャ関係とか、ギリミヤが要るモンなあ・・・」

ホンットに義理だけど・・・。
 嫁さんも喰いモンが必要だとか・・・。
お友だちが多い。
スポーツクラブのお友だちは義理がてゃあ。
しょっちゅう、何かもらって来る。

「何か、賑やかしが必要なのよねー」

ま、無難なのはチョコレート。

「でも、ペルーのチョコレートってあんまし聞かにゃあなあ・・・」

  • 日曜日

 実は、今日は日曜日。
昔ぁ、良く言ったモンである。

「日曜日は、寝てよう日」

土産物屋も、寝てた・・・。
「山中さん」が呼び鈴を押し続ける。
 その内、経営者夫婦が出て来た。
半分、あくび状態。
あっぱっぱあ〜みてゃあな服で、如何にも寝起き。
どーでもいいって雰囲気である。
「山中さん」いわく。

「お休みのところ、無理言って済みません・・・」

 良く知ってる仲らしい。
夫婦で、あっちこっち店開きを始めた。
土産物屋、兼、民宿だという。
いろんなモンが雑然と転がってる。
ロビーらしきところには、日本語新聞・雑誌が散乱。
バカできゃあ薄型テレビもあった。
MHK・ワールドが流れてる。
 奥さんが、オウムの暗幕を外す。

「ナントカちゃん、オハヨウっ!」

オウムは不機嫌そうだった。
っせ〜なあ・・・みてゃあな顔してる。

「ひゃあ、濃い〜いキャラの店だなあ・・・」