チチカカ湖観光のこと【1/16】

  • おやつ

 今回、2つの島を訪れた。
1つは家が5軒くらい。
小ぶりな島だった。
まずは「トトラ」の説明。
新鮮な「トトラ」が沢山用意されてた。
これは子どものおやつになってるそうな。

「へ?これ喰うの?」

 簡単だった。
「トトラ」の幹を20cmっくらいにカット。
緑色の皮をむく。
中は白い。
これをそのまんま喰うという。
サトウキビのノリらしい。
 おじさんが皮むいて渡してくれた。

「何ごとも経験じゃいっ!」

喰ってみた。
う〜〜〜ん・・・。
びみょー。

”ってゆ〜かあ、青っ臭くって、ぜってえ美味くにゃあっ!”

確かに誰も美味いとは言ってなかった。
 でも、目の前で吐き出せにゃあ。
っかと言って狭い島の中。
目に付かない場所なんかにゃあっ!
みんなの行動が手にとる様にわかっちゃう。
しょーがにゃあ・・・。
クチに入れた分だけは飲み込むっきゃにゃあ・・・。
 残りは、さり気なく床に埋めた・・・。
おやつは、たちまち床と同化。
当然である。

”床材とおんなじモンじゃんかっ!”

  • 産業

 島の土台の造り方の説明もあった。
1m角っくらいに切り出した見本も用意されてた。
観光に掛ける熱意が伝わる・・・。
「ゆかりさん」が通訳。

「このようにして、新しい『トトラ』を束ねて土台にします。
10日に1回のペースで造っているそうです」

ふうう〜〜ん・・・。
 「ウル族」の生活ぶりが見えた。
要するに、生活のベースが床造り。
これを怠れば、家が沈む・・・。
あとは、サカナを獲らなきゃ喰えにゃあ。
近年は、観光収入が重要なって来た。
多分、これは大きい。

”観光がベース+必須の床造り+気分で漁業・・・。”

って感じじゃにゃあべか・・・。