チチカカ湖観光のこと【1/16】

  • 神秘

 【ティティカカ湖】
アンデス山脈のド真ん中。
標高、3,890m。
神がかり的・・・。
確かに神秘的な雰囲気が漂ってる。
独特である。

「ひゃあ、音がにゃあで・・・」

 ホンットに音が無い。
静かである。
空気が薄いせいだんべか・・・?
物音が響かない。
空中に吸い込まれてくような気がする。
神秘に輪をかける・・・。

「ひゃあ、何かロマンティックじゃんか?」

インカ帝国」初代皇帝が、この湖に現われた。
妹と一緒に、【太陽の島】に降り立った。
インカ帝国」時代の「プーノ」は天神降臨の地だった。

初代「インカ皇帝」は【MANCO CAPAC】

この名前はあっちこっちで登場する・・・。
 不思議なモンである。
だんだん慣れてきた。

”ニンゲンは慣れの動物である・・・”

その通り・・・。
ところで、別に「チチカカ湖」でもいいべ・・・?

  • 出航

 さて、いよいよ観光。
ホテルの下の桟橋から船が出る。

「ちょっと坂道ですが、桟橋まで歩いて頂けますか・・・?」

っと「ゆかりさん」・・・。
ってったって、歩っても1分だべや。
しかも下りだし・・・。
っと思っちゃう。
 ふと気づいた。
呼吸が荒くなってる。
しかも、なかなか落ち着かにゃあ・・・。

「こりゃ油断すると、あべっ!御身大切。御身大切・・・」

4,000mの世界をナメちゃいかん・・・。
 30人っくらい乗れそうな船だった。

「できゃあな・・・」

観光船なんだべな。
「トトラ」と呼ばれる葦が群生してる。
葦とは言っても、できゃあ。
”風にそよいでる”って雰囲気じゃにゃあ。
太いのは、物干し竿っくらいある。
 この「トトラ」を使って暮らしてるヒトビトがいる。
「トトラ」は重要な生活物資。

    1. 住宅の土台だし、
    2. 家の建材だし、
    3. 舟の材料でもあるし、
    4. 家畜のエサにもなってるそうな。

 遠い、地球の裏側からは想像出来なかった。
半信半疑だった。

「是非、この目で見てみてゃあっ!」

って思ってた・・・。