チチカカ湖観光のこと【1/16】

  • 記念写真

 休憩時間が結構長い。
ここ〜は地の果て、「ラ・ラヤ峠」。
せっかく、こんなとこまで来たんだし・・・。
写真でも撮ろうか。
4,335mの看板の前に立つ。
「ゆかりさん」にシャッターをお願いした。

「あらっ?」

 いつの間にか、ジモティの子どもが・・・。
「リャマ」まで連れてる。

「一緒に写ろうってか・・・?
ま、いいや。おいで、おいでっ!」

子ども、ニッコリ。
可愛いモンである。
 「ゆかりさん」から聞いてた。

ジモティの方と写真を撮ったら、1ソルくらいチップをあげて下さいね・・・」

この子どもの顔を見て、追っ払う気はしにゃあ。
たかが1ソル(約30円)のこった。

「あ、しまった。小銭が無かったんだ!」

急いで「ゆかりさん」に両替してもらう。
一瞬、寂しそうだった子どもの顔が輝いた。

”まさにゲンキンっ!”

  • 繁盛

 みんなが集まって来た。
こりゃいい!ってなモンで・・・。
代わるがわる看板の下で写真を撮る。
子どもと「リャマ」は大繁盛。

「ひょっとして、我々の貢献度大だんべ?」

 今度はジモティのおばさんの露店へ。
ひまつぶしである。
ウナギのひつまぶしなら美味いけどねえ・・・。
ちょっとおちょくってみる。

「How much?」

ちょっとシャレた毛糸の帽子を見つけた。
1つあってもいいかなっと・・・。
それと、小銭も少し欲しい・・・。
不純な動機である。
 お約束の値段だった。

「10 doller・・・」

面倒いっ!
3ドルにしろっと言ってみる。
おばさん、ぴゃーぴゃー言ってる。

「それは、あんまりだ!仕入れを割っちゃう!」

っとか何とか、言ってんだべな・・・。