チチカカ湖観光のこと【1/16】

  • 長距離バス

 ここから「プーノ」まで380km。
そこそこの距離である。
旅程表によると、午後から【チチカカ湖】観光。
途中休憩しながら7時間ドライブ。
ってなスケジュールである。
ドライバーも2人で交代で運転するそうな。

「ま、このゼータクなバスで良かったかも・・・」

 「赤井さん」を置いて、バスが出発。
いつまでも手を振ってくれた。
強烈に印象深い現地ガイドさんだった・・・。
旅の想い出の1つ・・・。
そして、ここからのガイドは「タコさん」
もちろん、ジモティのニンゲン。
但し、日本語は無理っ!
「ゆかりさん」が通訳する事になる。
なかなか大変・・・。
 さすがに、ベンツバスは快適。
性能の良さが身体に伝わってくる。
あちこち旅する中で、何度かこんな話を聞いた。

「日本のクルマは素晴しい。性能も耐久性もコストも抜群。
だけど、大型車だけはダメ。大型車だけは世界で通用するレベルじゃないね」

確かにそう思う。
フレームも、エンジンも何かが違う。
どこの国の、地元のクルマでもちょっと違う。
特に欧米は勝てにゃあ気がする。

 快適なバス旅行だった。
でも、時々妙に蛇行する。
ん?

「何か、よけてるみたいだなあ・・・」

運転席は遙か前方なので、前方の様子は見えにゃあ。
 田舎道のこってある。

「ウシとか、ヒツジとか、道路っぱたを歩ってんのかな・・・」

だんだん蛇行が激しくなって来た。
遂には、停まる事が多くなった。

「ウシが旗持って、道路を横断か・・・?」

そーじゃなかった。
 「ゆかりさん」から説明が・・・。

「まだ、昨日のデモで造られたバリケードが沢山残ってますね。ドライバーさん、うまく避けて走ってくれてますが、ちょっと揺れたりしますのでお気をつけ下さい」

へ?
そーゆーこと?