マチュピチュ観光のこと【1/15】

  • 会話

 みんなヒマである。
ホテルロビーででうだうだ・・・。
「コカ茶」で茶飲み話。
でも、四方山話も限界がある。
いい加減、飽きてきた。
 そこにヘンな毛唐のオッサンが登場。
見るからにヒマで、誰か捉まえてしゃべろうとしてる。

”あべっ!”

面倒いっ!
さり気なく避難・・・。
 「K戸さん」が捉まった。

「わしゃ、アメリカから来たんだ。
お互い、ひでえ目に遭っちゃったなあ。
どっから来たんだ?
ああ、東京か。
東京はいいところだ。
わしも行った事がある。
でも、物価が高すぎる。
街の居酒屋でビール飲んでも5ドルもするじゃないかっ!」

 会話になってにゃあ。
「K戸さん」、何か答えようとするけど、カブる。
聞いちゃいにゃあっ!
オッサン、一方的にしゃべりまくってる。
合いの手を入れるヒマもにゃあ。

「どこの国でも、こういうのっているんだなあ・・・」

  • 助っ人?

 「K戸さん」も疲れてきた。
英語はそこそこ出来るみたいなのに・・・。
相手が悪い。
濃い〜い!
濃すぎっ!
きっと悪徳ブローカーか何かだべ?
ちょー自分流ジコチュージジイって感じだし・・・。
さすがの「K戸さん」も辟易・・・。
 そこへ、助っ人登場っ!

”「女将」だっ!”

何か、しゃべり始めた。
けど、何言ってんかよくわかんにゃあ。
オッサンも最初っから相手の話は聞いちゃいにゃあ。
これも、何だかわかんにゃあ・・・。
お互い、わかんにゃあ会話が続いてた。
 「K戸さん」チャンスっ!

”今だっ!”

っとばかり、避難。
訊いてみた。

「今、何の話してたの・・・?」
「さあ、よくわかんないんですけど・・・?」

要は、クチの運動が出来りゃ満足か・・・?