マチュピチュ観光のこと【1/15】

　「赤井さん」の話。

「今朝から、農民のデモが行われるって情報があったんです。年に何度かあるんですが、まだ解決の目処がついてないんですね・・・」

年に何度か、こんな農民一揆があるらしい。
政府への抗議デモだとか。
鉄道や、道路にバリケードを造っちゃうそうな。
交通機関は完全にアウチ。
　ペルーは観光立国。
その観光産業にダメージを与える。
政府は困る。

”これで、ちったあ農民の声に耳を傾けるようになるべ・・・。”

って考えてるそうな。

「おいっ！困るのは我々じゃんかっ！」

　「赤井さん」更に続ける。

「今回のデモは、灌漑用水を有料化するという政府方針に反発した地元住民の蜂起です。農民は相当怒ってるそうで、深刻です。一部の農民が『ペルーレイル』の線路を引っぺがしてるって情報もありました。デマかも知れませんが・・・」

うっそだんべ！
帰れないじゃんか・・・。

「ま、心配しててもなるようにしかならないので、先に行きましょうっ！」

そりゃ、そーだけどさ・・・。

　「インカ道」トレッキング。
３０分ほど歩ったところに、遺跡があった。
【太陽の門】の一部らしい
立派な石造りの門。
【マチュピチュ】の街に入る手前の門でもあった。
関所みたいな役目もしてたのでは・・・。
こんな山道の途中に・・・。

「『インカ帝国』恐るべしっ！」

そのチカラは計り知れにゃあ。
　更に歩くと、大きな平ったい石が・・・。
直径５〜６ｍはあろうか。
まさに「タイライ・カタイ」

♪おお〜きな、ノッポの古時計〜♪

どうやら、生け贄台だったらしい。
何かの儀式の場所だったんだべな。
　目的地に到着。
【太陽の門（インティプンク）】・・・。
山の頂に遺跡がある。
ので、そんなに広い場所じゃにゃあ。
みんなここでひと休みする。
結構、ヒトがひしめき合ってる。
　見晴台に登ってみた。

「恐え〜よっ！」

そりゃあ、おっとろしい景色である。
高所恐怖症の向きには試練っ！