マチュピチュ観光のこと【1/14】

  • 【神聖な広場(La Plaza Sagada)】

 ま、後づけだんべな。
この場所を囲むように3つの神殿がある。

    1. 南側に【神官の館】
    2. 北側に【主神殿】
    3. 東側に【3つの窓の神殿】

 いずれも巨石を組合わせて造られてる。
綿密な計算なしには出来にゃあ。
っつー事は・・・。
マチュピチュ】は急造りの逃げ場じゃなかった。

”きちんとした計画に基づいて築かれた街だった!”

っと考えられてるそうな。
ま、そーだべな。
 【主神殿】には仕掛けがあった。
幅8mほどで、3方を壁に囲まれてる。
壁にはくぼみがある。
壁がんっつって、何かを飾ってあったらしい。
これが17個もある。
床には4.5mのできゃあ石が敷いてある。
 仕掛けは”エコー”。
くぼみに向かって声を出す。

「あんぎらす〜っ!」
「らす〜っ、らす〜っ、らす〜っ・・・」

お〜〜っ!
確かに・・・。

  • 【3つの窓の神殿(Templo de Las Tres Ventanas)】

 ここには、伝説がある。
インカ帝国」の発祥に関わってる。

”「タンプ・トッコ」という3つの穴から8人の兄弟姉妹が湧き出し、そのうちのひとりが初代皇帝【マンコ・カパック】となり、「クスコ」で「インカ帝国」の基礎を築いた”

ってな話があった。
 【マチュピチュ】の調査が始まった。

「伝説の3つの穴『タンプ・トッコ』ってえのは、この神殿の窓のこっちゃにゃあかぁ?」

ってな説が浮上した。
インカ帝国」誕生の2大伝説の1つとか・・・。

「ここは、いいっ!」

素晴しく絵になる。
窓を通じて眺める景色の雄大なことっ!
切り立った峰々。
薄く雲がまとわり付いたりしてる。
一枚の山水画の風情。
ここが、「インカ帝国」発祥の地であっても不思議じゃない・・・。