マチュピチュ観光のこと【1/14】
- レストラン
失意のまま、ロビーへ・・・。
まだ、全員集まってなかった。
「赤井さん」をつかまえた。
「ここんちって、部屋に冷蔵庫ないんだねー」
さすが「赤井さん」
「あ、ビールですかあ?レストランの冷蔵庫に入れといてもらいましょうっ!」
希望の光がっ!
急いで、部屋までビールを取りに行った。
こう言う時の、足の早い事。
エレベータなんか待ってらんない。
一気に駆け上がって、一気に駆け下りる。
嫁さんが心配する。
「そんなに走って、『山酔い』は大丈夫なの・・・?」
大丈夫なんである。
ここは「クスコ」より1,400mも低い。
それよか、ビールじゃいっ!
ビールが冷やしてもらえるなら・・・。
「山酔い」が何じゃいっ!
「赤井さん」にっこり。
レストランのスタッフに話してくれた。
スタッフのオヤジ、にっこり。
親指なんか立ててる。
こっちもサムアップで応える。
「あのオヤジ、好きそうだなあ・・・」
ヒトの事、言えるかっ!
- カッパ
雨である。
大した事はないけど、雨。
ず〜っとカサ無しじゃ、かなり濡れる。
やっぱ、カッパは要る。
もちろん、我々は持って来た。
嫁さんが、近所の100円ショップで買って来た。
十分だった。
持って来にゃあヒトもいた。
「ひゃあ、雨期だってわかってるべや・・・!」
んでも、持って来にゃあ。
でも、さすが観光で喰ってる・・・。
ホテルにも用意してある。
結構、ちゃんとしたカッパだった。
ちゃんとしてる分、5ドルと少々お高い。
何人か、お世話になってた。
「カサじゃダメかしら?」
「女将」が訊いてた。
さすが、純和風は美的に許せないらしい。
違うか・・・。
「山道を歩きますから、出来ればカッパの方がいいですよ」
当ったり前の事を言われて、遂に買った。
何だか、ヤな予感が・・・。