ウルバンバ渓谷のこと【1/13】

  • 低温庫

 レストランはオシャレだった。
深紅のテーブルクロスが、ぐっとシック。
スタッフもちゃんとしてて、高級レストランムード。
・・・なんだけど、寒いっ!
空調は入ってるんだと思う。
けど、何だか冷んやりしてる。
低温庫にいるみてゃあな・・・。
 寒い・・・。
寒くて、とってもビールって雰囲気じゃ・・・。

「そんなの、かんけーにゃあっ!」

【Cusquena】を2本オーダー。
ここんちは4ドルだった。
 ちょうどスープが出て来た。
パンもある。
これで、ビルツマ、OKである。
海外旅行で覚えたワザ。
パンをちぎって、スープに放り込む。
これで、ビルツマ完成。
いつもこれで、結構重宝してる。
 参ったのは、温度。

「おいおい、スープが見る見る間に冷めてっちゃうよ〜」

まさにスキー場の感覚。
スキー場の屋外でメシ喰ってるみてゃあな・・・。
ちょっとなあ・・・。

  • メニュー

 何ってったってホテルである。
しかも【ウルバンバ渓谷】で1〜2を争う高級ホテル。
料理はいいに決まってんじゃん。

【マスと野菜のスープ】・・・独特だった。喰った時はトマト・クリーム味のミネストローネスープって印象だった。ただ、かなり独特のハーブの香りが強いのと、かすかにケモノっ臭い気がして、評価はびみょーだった。後から「ゆかりさん」のメニューを見て、あれは「マス」の生臭さだとわかった。
【4択チョイスメニュー】・・・又、小ジャレた真似を・・・。?仔羊、?牛、?チキン、?マス、からメインディッシュを選択出来る。ふつーなら、嫁さんと別々なモンをオーダーするんだけど、イマイチ元気がなかった。2人とも?マスをオーダー。マスの香草焼きに、リゾット、パプリカが添えてあって、盛り付けはフレンチっぽい。味も上品で、期待を裏切らなかった。他の皿を頼んだ方々も、みなさん美味しいと言ってた。さすがっ!
【自家製ミルフィユ】・・・盛り付けがオシャレっ!フレンチそのもの・・・。味は、むせるほど甘かったけど、コーヒーが例の濃縮タイプで鬼のように苦かったので、相殺。

 満足の内容だった。
ただ、温度の問題だけ・・・。
料理が瞬く間に冷めちゃう。
室温が、こんなに料理に影響するとは・・・。
初めての経験だった。

【温度を差っ引いて、☆2つっ!】