ウルバンバ渓谷のこと【1/13】

  • 「利き酒」

 横浜の「K戸さん」
1人連れである。
自由気ままに散策に出たそうな。
さっき「赤井さん」に聞いた話が気になってた。

「民家の軒先に旗が出てたら、居酒屋です。自家製の『チチャ』が出来てるよーって合図です。
『チチャ』っていうのは、トウモロコシから作ったドブロクみたいなモンで、家々で全然味が違います。
飲み較べてみるのも面白いかも・・・。『利き酒』ですよね」

 「K戸さん」アクティヴである。

”早速、「チチャ居酒屋」にGOっ!”

聞くと、5軒くらい周ったそうな。
時間にして2時間かかったとか・・・。
「利き酒」行脚じゃん。

「すぎゃあねえ〜っ!そんなに歩いて、酒飲んで、『山酔い』は大丈夫?」

さすがに疲れた様子だった。

「ちょっと、きてます・・・。何となくしんどい気がします・・・」

やっぱ、ヒトの子だった・・・。

  • ディナー

 今回のツアーは、1つラクな事がある。
メシの時に悩む必要がにゃあ。
何せ、9名。
同席はどうしようとか考える必要がにゃあ・・・。
考えたって知れてる。
煩わしいことが1つでも無いってえのは、いい事だ。
 何となく座った。

  1. 純和風旅館の「女将」
  2. その連れの医者の奥さまの「N村さん」
  3. 横浜の1人連れ「K戸さん」

ってなメンツになった。
これは会話のパターンが読めるなあ。
同志社の先輩が、後輩をいじり回そうとする・・・。
でも、きっと大外し・・・。
 って事は、もう1卓が決まる。

  1. 新潟の植物フェチの「N村さん」
  2. 信じらんないほど健脚なその奥さま
  3. 群馬の農家の後継ぎ「M山さん」
  4. 農協勤務のその奥さま

これはこれでびみょー。
片や、後期高齢者
片や、新婚旅行中。
孫っくらいの年齢差がある。
何を話すんだべ・・・?

”大きなお世話じゃいっ!”