ウルバンバ渓谷のこと【1/13】

  • フリータイム

 みんな、過ごし方はまちまちだった。
新潟の「N村さん」ちは、当然散策。
辺りで花探し。
お気に入りの花の写真を撮ってたそうな。
奥さまもすっかり復活したらしい。
 群馬の「M山さん」ちはよくわかんにゃあ。
何せ、新婚さん。
新婚旅行なんである。
ゴロゴロ寝てる訳にゃいかん。
いろいろ活動してたらしい・・・。
詳細不明・・・。

”ま、いーじゃん・・・。”

 我々は最高に優雅な昼寝。
んで、その後買い物。
ホテルの敷地内に、いくつか露店があった。
ジモティのおばはんが店を開いてた。
ホテルで許可して、雰囲気作りに一役買ってだべな。
 毛織物を中心に土産を売ってた。
おばはん、しきりに声をかける。

「見て下さいっ!安いねっ!」

すると、倍っくらい吹っかけた値段を言われる。
んで、値切って買うシキタリのアレである。
そーゆーモンなんである。

「値切るなんて、面倒くさっ!」

嫁さんには、向いてにゃあかも・・・。

  • 得意ワザ

 兵庫のおばはん2人連れ。
これは忙しかったらしい。
ヒマだから、スパに行こうとしたそうな。
でも、料金がかかる。
そこそこ高い。
値切ろうとしたが、応じにゃあ。
諦めたらしい。
 次に買い物・・・。

「ショップは定価だから、おもろないわ〜」

ってんで、ジモティのおばはんち露店へ・・・。
庭の露店を全部周った。
闘ったらしい・・・。
 2人で、オソロのリュックを持ってた。
自慢げである。
素朴なガラの毛織物だった。
アンデスチックで悪くにゃあ。

「これ、ええやろ?値切るの大変やったで。元々は1つ10ドル言いよってん。しやから、『2つ買うたるよって、2つで10ドルにしっ!』言うたったん。そこからあーでもない、こーでもないって、粘ったんや。でも、結局2つで10ドルやで。それしか要らんゆうて、40分もかかったんやで!」

すぎゃあ・・・。