クスコ観光のこと【1/13】

  • 【12角の石(La Piedra de los Doce Anguios)】

 【宗教美術博物館】の土台。
インカ帝国が造った見事な石組み。
あの独特の「まちぴち構造」
この石壁の中に、それはあった。

【12角の石】

 博物館前を素通りして、石壁沿いに歩く。
この石壁だけでも見事っ!
ホンットにすき間がにゃあ。
良くこれだけ精緻な石組みが出来たモンだ・・・。
 ナンも、10角っくらいのはザラにある。
微妙にズレて、美しいアミダ模様になってる。
さぞ、大変な作業だったべな・・・。

”ふつーに、四角に切り出せばラクだったろうに・・・。”

 でも、それじゃ「まちぴち構造」になんにゃあっ!
インカ人の美意識だったんだべ。
しかも、めっちゃ頑丈。
土台の石壁は不滅。
ウワモノだけスペインに乗っ取られても動じにゃあ。

”「インカ魂」ここにありっ!”

って言ってるように見える・・・。

  • ガードマン

 博物館の外周をひと回り。
これが観光コースになってるんだべな・・・。
金髪なんかもチョロチョロ歩ってた。
あんまり、お行儀は良くにゃあ。
世界的に傾向は一緒か・・・。

「わおっ!【12角の石】発見っ!」

仲間とはしゃぎながら、写真を撮ってる。
【12角の石】にキスして、ポーズ。

「Don't touchっ!!」

職員がふっ飛んで来た。
民族衣装みたいなカッコしてる。
さすがにこの石壁は、守られてるらしい。
内心、拍手〜っ!
 そこへ、純和風旅館「女将」登場。

「これが【12角の石】なのね〜」

なでなで・・・。
手つきは、骨董の壺をなでるみてゃあな・・・。
当然、職員が飛んで来る。
でも、カエルのツラにションベン。
同志社英文科卒とか。
聞きたくにゃあ英語は、聞こえにゃあらしい・・・。