クスコ観光のこと【1/13】

  • 有視界

 「クスコ」の空港。

【ベラスコ・アステテ空港(Aeropuerto Velazco Astete)】

何ってったって「有視界飛行」
昼間しか使えにゃあ。
リマからの便は朝の5時から13時っくらいまで。
結構、狭き門なんだとか・・・。
 昼間だって天気次第。
視界が良くなきゃ使えにゃあ。
フライトキャンセルや、遅れはザラらしい。
それでも、飛べればいい方だとか・・・。
ヘタすると、翌日回し。
 旅行者泣かせ。
ってゆ〜かあ、ツーリスト泣かせ。
ガイドさん達もヒヤヒヤもんらしい・・・。

「ってな訳で、ちょと大変ですが朝1便に乗っていただいたんですね〜」

なるへ・・・。
 思えば、今日だって危なかった。
飛行機の窓の景色は決して良くなかった。
そもそも高山の景色だし・・・。
ところどころ雪渓も見えた。
結構、雲が多くて時々小雨もパラパラ・・・。
雲の切れ間から突然「クスコ」が見えた。

”一歩間違えば・・・。”

 空港到着。

”遂に『クスコ』まで来たぞ〜っ!”

かつての「インカ帝国」の首都。
ケチュア語で”へそ”を意味するそうな。
太陽神を崇拝していたインカのヒトビト。
「クスコ」は世界の中心。
ヒトビトの宇宙観の中心でもあったとか・・・。
 バゲージを取りに行く。
狭い空港なので、結構ごった返してる。

「ん?」
「なんかいい音がするじゃんっ♪」

どこからともなく、心地よい音が・・・。
BGM・・・?
んにゃ!

「この音色はぜってえナマじゃっ!」

 やっぱ、ナマだった。
空港ロビーの端っこにバンドがいた。
フォルクローレ」だ。
ワゴンが置いてあって、CDが並べてある。
値札を見ると「$10」っ!

「買っちゃうべか?」

すると「ゆかりさん」がひと言。

「この先、ヤんなるほど出会いますから、慌てて買わなくっても大丈夫ですよお〜」

ま、それもそっか・・・。