リマ市内観光のこと【1/12】
- 車中
次は【旧市街(Centro)】に移動。
お馴染みの、ヤシの木とカテドラルの景色が観られる。
車中で「山中さん」から、説明があった。
「新市街から旧市街に行きますと、人種が変わります。繰り返しになりますが、治安は決して良くありません。スリには十分に気をつけて、バッグは身体から離さないように、お願いします」
現地ガイドにとっても覚悟が要るらしい。
あと、リマに関する説明もあった。
リマの人口は790万人超。
すんぎゃあ勢いで増えてるらしい。
ペルーの人口が、2,600万人強。
って事は、3割がリマに集中してるってこった。
貧困な地方から、仕事を求めてヒトが流入する。
郊外に不法占拠のバラックが立ち並ぶ。
結構何でもありらしい。
このヒトビトは喰う為にパワーが溢れてる。
良い悪いは別として、エネルギーに満ちた街になってるそうな。
確かに景色が変わって来た。
新市街とはトーンが違う。
緑が減って、何となく土色っぽい。
家の景色も変わった。
バラックとまでは言わないけどボロい。
壊れかけたような、屋根の無い家も多い。
解説があった。
「ペルーでは、造りかけの家は税金が5年間免除されます。なので、わざと完成させないで放置してある家が多いんです」
壊れかけじゃなかった。
造りかけだった。
でも、あんまり大差ない気もする・・・。
- 【サン・クリストバルの丘(Cerro San Cristobal)】
道中、案内があった。
「あれが【サン・クリストバルの丘】です。元々はスペイン軍の要塞があったところです。今では不法占拠の家々が立ち並ぶ場所になってしまいました」
夜はライトアップされた十字架がキレイだとか・・・。
これも例の「ピサロ」が最初に建てた。
1536年。
ジモティを蹴散らして、丘には聖人の名前をつけた。
んで、十字架と教会を建てたそうな。
1928年に地震があった。
教会は崩壊したけど、再建された。
1997年には【サン・クリストバルの丘博物館】がオープン。
当時、フジモリ大統領が開館式に出席したとか・・・。
リマ市街が一望出来る観光名所らしい。
が、ガイドブックにも書いてある。
”丘の周辺は非常に治安が悪いので、昼間でもタクシーを利用しよう。日が落ちたら絶対に行かないように。”
もちろん、我々のバスは素通り・・・。
”御身大切、御身大切!”