元日のこと

【2009年、明けましておめでとうっ!】

  • 実家

 久々に嫁さんの実家で年明け。
ずいぶん久しぶりだった。
ここで年越しは、20年ぶりっくらいじゃないべか・・・。
実家は伊豆半島の付け根の海辺の街。
周りは漁業関係者ばっかし・・・。
あちこちにサカナが干してあって、ネコがたむろして・・・。
迷路のような路地を縫って、実家にたどり着く。
 古い木造の小さな家。
今は亡きじ〜じが手入れを重ねた家。
配管の仕事柄、住設関係の工事はお手の物だった。
風呂も、トイレも、洗面台も作っちゃった。
すべて当時のまま、今も現役。
 すきま風が吹く。
外気と一体感が味わえる。
もちろん、一酸化炭素中毒にはなり難い。
でも、ストーブ1つあれば十分。
寒さも気にせずに過ごせる。
基本的にめっちゃ暖かいんである。

”やっぱ、沼津っていいなあ・・・。”

  • 変化

 いろんな変化があった。
この土地を離れた事のないば〜ばが引っ越した。
それも短期間に5回も・・・。
沼津で2回、札幌へ1回、湘南に来て2回・・・。
さぞ疲れたべな・・・。
 我々キリギリス夫婦は、あっちこっち点々と転勤してた。
すっかり余所のヒトになっちゃった。
たまに帰省して親の顔を見る。
でも、結構距離があった。
気づいてない変化も多かったべな・・・。
 兄弟んちにもいろいろ変化があった・・・。
親戚縁者にもいろいろあった・・・。
たまに帰省すると一気に渦中に引きずり込まれる。
気持ちの鉛が重みを増す・・・。

”やっぱ、離れてる方がいいなあ・・・。”

勝手なモンである・・・。

  • 団らん

 大晦日はば〜ばと3人と、「そら」とで団らん。
晩メシは「すき焼き」
桐箱入りの豪華「山形牛」が振舞われた。
もちろん、もらいモン。
ば〜ばは、すこぶる元気だった。
実は「すき焼き」が大好物。
バクバク喰ってて安心した・・・。
 「紅白歌合戦」が終わったら、「年越し蕎麦」

「今年は『おろし蕎麦』にしてみようっ!」

打ってる時の感触は悪くなかった。
でも、やっぱ1年置いてしまった蕎麦はダメだった・・・。
完全に風邪ひいてた・・・。

”っかしいなあ〜。嫁さんがカナダに行ってる間に打った蕎麦は美味かったのに・・・。”

 ソク、嫁さんからダメダシっ!
ば〜ばだけは、バクバク喰ってくれた。

「美味しいねえ〜っ!もっと食べてもいい・・・?」

「・・・・・」

気ぃ遣ってくれたんかな・・・?