「プールコヴォ空港」のこと

  • トランジット

 帰りのフライトは15:30。
又、「アエロフロート」が堪能出来る。

  1. 15:30 「プールコヴォ空港」発 (SU846便)
  2. 16:55 「シェレメチェヴォ空港」着 (所要約1時間半)
  1. 19:20 「シェレメチェヴォ空港」発 (SU583便)
  2. 10:00 「成田空港」着 (機中泊、所要10時間弱)

モスクワでトランジットである。
それでも、他のヨーロッパ各国より所要時間は短い。
やっぱ、キタ周りは早い。
フィンランド・エア」といい勝負かも・・・。
 それにしても、うざいっ!
又、あの不愉快な空港に行かなきゃなんない。
フライトそのものは、そんなに苦じゃない。
でも、その手前が苦痛。
金属ニンゲンの顔したスタッフとの闘いが待ってる。
考えただけでユーウツっ!

  • 液体規制

 早速、これだっ!
ビールもまだ残ってるのに・・・。

”必殺、一気飲みっ!”

チェックイン待ちの間に全部飲んだ。
でも、水は残ってる。
 周りの軍団も事情は同じ。

「そんな、急に全部飲めないわよねえ・・・」
「必ずしも没収されちゃう訳じゃないんでしょ?」
「とりあえず、このまま持って入ってみようよ・・・」

「久美」さんも何とも言えない。

「ヒトによるんですよねえ〜。何も言わないヒトもいるし・・・」

勝負するっきゃないじゃん。

  • 勝負師

 勝負した。
デイバックに入れてしまう手もある。
でも、正々堂々勝負。
デイバックのサイドポケットに突っ込んだ。
隠さないんである。
 ゲートにはトドのおばはんがいた。

「あうっ!あうっ!」

これ見よがしに荷物を差し出す。

”さあ、どーだっ!”

「Hey!ボッシュ〜っ!」

「そんなら、ここで飲むっ!」

「どーぞっ」

 意地である・・・。
でも、さっきビールの一気飲みしたばっか・・・。
そんなに飲める訳がない。

「そんなに飲めね〜よっ!」

飲み残しのボトルを没収カゴに叩き込んだ。

”ばこっ!”

「わお〜っ!」

トドは苦笑いしてた。