「ネヴァ川クルーズ」のことⅡ
- 街並み
爽快である。
これでもかってなくらいのピーカン。
じっとしてたら暑いっくらい。
頬を撫でる風がちょうど気持ちいい。
「最高じゃんっ!」
船は「夏の庭園」を眺めつつ「ネヴァ川」に出る。
やっぱ、運河とはちょと違う。
結構、できゃあ川なんである。
風も、波もぐっと強くなる。
キャビン席に避難するお年寄りが続出。
でも、メタボオヤジは逃げない。
街並みがとってもキレイ。
それにも理由があった。
今の「エルミタージュ美術館」
かつての皇帝の住まい「エルミタージュ宮殿」だった。
ここにキーがあった。
”市民は、この建物より高い建物は建ててはいけない”
って規則があったそうな。
必然的に、建物は一定の高さに・・・。
街並みが整然としてるのはこの為らしい。
しかも、「景観保護地区」
この景色はず〜っと保証されてる。
この景色を見ない手はないべ・・・。
- 運河クルーズ
観光地では結構多い。
主だった観光都市では必ずってほどある。
・・・・・・
でも、クルーズが全部いい訳じゃない。
ちぃっと外してるのもあった。
「何だかなあ・・・」
ってえのもあった。
そこへ行くとだなあ・・・。
「ネヴァ川クルーズ」は、オススメっ!」
「サンクトペテルブルク」は「運河の街」っ!
「水の都」、「橋の町」っ!
この良さはクルーズで引き立つ。
すらばしいっ!
- 海軍祭
「ネヴァ川」には軍艦がいっぱい。
大小さまざまな艦船がズラ〜っと並んでた。
皆、甲板には水兵さんが立ってる。
訓練中らしい。
「マリア」さんいわく。
「もうすぐ、ロシア海軍のお祭りがありま〜す。それで、各地から軍艦が集まって来てま〜す。お祭りの為に水兵さんが整列の練習してますね」
見ると、若そうな水兵が並んで敬礼の練習とかしてる。
要介護軍団が色めき立つ。
「ねえねえ、見てみて!あの水兵さん、可愛いわよっ!」
手振ったりする。
甲板の水兵さんも手を振ったりする。
「マリア」さんいわく。
「あの水兵さん、後でヤキが入りますねえ〜。訓練中ですからねえ〜」
可哀想に・・・。