ヨーロッパ絵画のこと
- 【スペイン美術】の間
「ヴェラスケス」、「エル・グレコ」・・・。
ここも、有名な画家の作品のオンパレード。
ちょっと多すぎかも・・・。
広い展示室が広く感じない。
圧迫感さえ感じる。
まさに”ところ狭しっ”。
”ただでさえ重たい作品なんだから・・・。”
ふと気づいた事が・・・。
ガラス張りになった絵と、そうでない絵がある。
ガラス張りの絵はとっても見にくい。
特に窓際の絵は外光が反射しちゃう。
ギャラリーが絵の近くまで行けるのはいいんだけど・・・。
”要介護軍団対策か・・・。”
更に気づいた事が・・・。
すぐそばまで行けるのに、ガラス張りじゃない絵がある。
さわろうと思えば、さわれる。
それも、ちょー有名な画家の作品・・・。
ふ〜〜〜む・・・。
怪しい・・・。
”きっと、レプリカだんべな・・・。”
- 【オランダ美術】の間
続いてオランダの画家のコーナー。
ここは良かった。
何だべ・・・。
展示のバランスが良かったのかな?
「レンブラント」、「ルーベンス」・・・。
やっぱ、「レンブラントライト」は健在だった。
一番良かったかも・・・。
続いて【近代フランス美術】の間。
この辺りから、ヨーロッパ絵画がてんこ盛り。
みんな、お目当ての絵がありそう・・・。
すると「マリア」さんが集合をかけた。
「皆さ〜ん、ちょっと集まって下さ〜い」
「久美」さんがせっせと数を数える・・・。
案の定、4〜5人足りない。
”やっぱし・・・。”
さすが、要介護軍団の本領発揮!
「マリア」さんが続ける。
「ここで、一旦解散しま〜す。皆さん、観たい作品もあるでしょうから、自由行動にしま〜す。いいですか。良〜く聞いて下さい。見学が終わったら、必ずこの場所に戻って、エレベーターで1階に下りて下さい。いいですか。階段は使わないで下さ〜い。必ずエレベーターに乗って1階に下りま〜す。OK?」
階段を封じて、行方不明を防ぐ作戦らしい。
まるで、幼稚園児だべや・・・。
でも、彼女たちは大変。
この後、行方不明者4〜5名の捜索が待ってる。
ひたすらイヤホンガイドで呼びかける。
「この声が、聞こえますかあ〜?聞こえたら、○○に来て下さ〜い」
やれやれ・・・。