「エルミタージュ」観光のこと

  • 「ルートマップ」

 お手製の「ルートマップ」完成。
ガイドブックを熟読した結果、ベストルートが出来た。

”これだけは、死んでも観るっ!”

って作品は網羅した。
きっちり、手作りガイドブックに収めた。
完璧じゃん。
 さて、いよいよ観光開始。

「では、行きましょう。私から離れないようにお願いしま〜す」

「マリア」さんの先導で突入。
やっぱ、相当な混雑ぶりだった。

「イヤホンガイドを切らないで下さ〜い。そして私が見えるところから離れないで下さ〜い」

 っとは言え、要介護軍団である。
そりゃ、無理っつーモンだべさ。
ま、4〜5人の行方不明は覚悟しとかないと・・・。

  • 【大使の階段】

 入り口からまず向かったのがここ。
館内でも一番奥にある。
でも、ここが見学のスタート地点らしい。
ガイドブックのモデルルートもそう書いてあった。

”まず、この階段を上がって2階へ”

一番効率が良いらしい・・・。
 この階段は、すぎゃあっ!
豪華絢爛、雨あられっ!
総大理石。
吹き抜けの階段室の高さは22m。
大きな窓と鏡を上手く配してあって、とっても明るい。
”まばゆい”って表現が当たってる。
 かつては、皇帝に謁見に来た大使たちが使ってたそうな。
まずは、階段でおどかしたろうってか?
確かにハッタリが効きそう。

”ひえ〜い、トンでもねえとこに来ちまっただ〜。こんな国には逆らえたモンじゃねえだ。早く、国に帰って報告しなきゃ・・・!”

もう、これで目的を果たせる。
何か、当時のロマノフ朝の栄華を偲ばせる。

 できゃあ馬車が置いてある。
ピョートル大帝」がフランスで買って来たそうな。
他にもイギリス製のイスとかもある。
舶来モンが多い。
ま、基本的にコレクションなんで・・・。
 この部屋は「ニコライ1世」が造ったそうな。
ピョートル大帝」の栄光を讃えて・・・。
よっぽどだったんだべなあ・・・。
この他にも、【玉座の間】にも皇帝ネタがてんこ盛り。
相当見応えがある・・・。