夫婦水入らずのこと
- 「モンプレジール宮殿」
広大な庭園はフィンランド湾に突き当たる。
海に面した宮殿。
何とも言えない開放感がある。
思わずうなっちゃう。
「う〜〜む。やっぱ海はいいっ!」
海に面して小っちぇえ宮殿がある。
「モンプレジール宮殿」
小じんまりした平屋建ての宮殿。
ちょっと立派な「海の家」ってな風情でもある。
なかなか雰囲気がある。
- 愛妻家
「ピョートル大帝」はここが大好きだったそうな。
何故、好きだったか?
”この宮殿にはキッチンがあった!”
皇帝の建物にしては、珍しいそうな・・・。
何故、キッチンか?
”愛妻「エカテリーナ1世」が手料理を振舞ってくれたから・・・。”
愛妻は、リトアニアの農家の出身だった。
いろいろ大変だったべな。
シキタリだとか、ヘチマだとか・・・。
そこで、こーゆー宮殿を造ったんだべな。
誰にも邪魔されない。
愛妻家だったんだべなあ・・・。
でも、きっと奥さんは料理が得意だったんだべな。
田舎料理なんか美味かったかも・・・。
「肉じゃが」とか「ふろふき大根」とか・・・。
「熱燗」で、さしつさされつ・・・。
みたいな・・・。
ちっくしょ〜っ!
美味そうだなあ〜っ!
- 「マルリ宮殿」
この庭園にも「エルミタージュ」がある。
得意のアレである。
”隠れ家っ!”
「モンプレジール宮殿」と運河を挟んだ反対側。
更にそのそばに「マルリ宮殿」がある。
これも小じんまりしてる。
モチーフはやっぱフランス。
”パリ郊外の「マルリ庭園」”
図書室とかに使ってたらしい。
「ピョートル大帝」はこーゆーのが好きだったらしい。
離れとか、小屋とか、隠れ家とか・・・。
ま、愛する奥さまの為でもあったべ。
でも、本人のキャラだった気もする。
”ひょっとして「オタク」・・・?”