「サンクトペテルブルク」のオケのこと

  • オケ

 オケと言えば、オーケストラ。
ここにはすぎゃあオーケストラがあった。
泣く子も黙る、

レニングラードフィルハーモニー・オーケストラ】

 世界最高水準のオケだった。
重厚で、緻密で、揺るぎない評価を得ていた。

「やっぱ、チャイコはここじゃなきゃダメよ〜」

みたいに言われてた。
 何と、その「レニングラード・フィル」が来日した事があった。
常任指揮者「ムラヴィンスキー」とともに・・・。

「っえ〜〜っ!うっそお〜っ!」

ってなくらいの大事件だった。
学生の分際でつらかったけど、観に行った。
大枚、はたいて・・・。
確か、嫁さんも一緒だった気がするんだけど・・・。

  • 再会

 そして数十年後、札幌で再会。

サンクトペテルブルクフィルハーモニー・オーケストラ】

ちょっと名前が長くなってた。
ちょとオシャレになって・・・。
ソ連っぽくなくなっちゃった。
 でも、変わったのは名前だけじゃなかった。
随分、演奏の雰囲気も変わってた。
ソ連のいかめしい楽団は、洗練されたオケになってた。
近代的な、洒脱な演奏になってた。
ま、時代の流れだんべな・・・。
 でも、今でも「レニングラード・フィル」が忘れられないファンも多いとか・・・。

”あの「ムラヴィンスキー」の日本公演は 語り草・・・。”

なんだとか・・・。
ちょとわかる気もする・・・。