【Подворье】「ポドヴォリエ」のことⅡ

  • 乾杯

 ま、とりあえず乾杯っ!

「お疲れさまで〜すっ!」

雰囲気のいいレストランで、みんなが上機嫌。
ついつい杯が進む。
我が家もたちまち【Балтика】「バルチカ」終了。
 続いて、ウォッカを一杯。
こんなモン、今まで飲んだ事ぁない・・・。

「これは、美味えっ!」

ホントに美味かった。
ウォッカってこんな味なんだ・・・!
 知らないってえのは恐ろしい。
ま、機会も無かった。

「ウォッカなんて、ヘアトニックの親戚かと思ってましたよ」

周りのばーちゃま達との会話も弾む。
やばいじゃん・・・。

  • 酒豪

 不思議なモンである。
同席者って、自然に似たモンが集まる。

”類は友を呼ぶっ!”

ってヤツですか・・・?
 隣のテーブルには酒豪が集まった。
いきなりウォッカで乾杯してる。

「かんぱ〜いっ!がっはっはっはっはあ〜っ!」

すぎゃあ勢いである。
たちまちウォッカが1本空いちゃった・・・。
もちろん、飲み放題。
お代わりがどんどん出て来る。

”くわばら、くわばら・・・。”

  • 避難

 我がテーブルは飲むヒトが少なかった。
もう一人の男性がお好きだった。
特にウォッカは気に入ったらしく、何度もお代わり。
でも、ちゃんと水割りで飲んでる。
女性陣はワインをたしなむ程度。
必然的にお鉢が回ってくる。
 元々、嫌いじゃない。

”でも、度数40%なんて野蛮な酒じゃん・・・!”

って思ってた。
ところが、ところが・・・。
美味くて、ついつい飲んじゃった。
 でも、気がついた。

”これは危ないっ!”

いくら口当たりが良くって、さっぱりしてても40%。

「今度はワインを頂きますんで・・・」

避難、避難・・・。