観光ガイドのこと
- ガイド免許
「マリア」さんは秀逸だと思う。
でも、この国のガイドの資格はとっても厳しいらしい。
まずは免許を取る。
これが容易じゃないそうな。
言葉が出来るだけじゃダメ。
観光案内がきっちり出来なきゃダメ。
んで、試験に合格。
これで安泰か・・・?
んにゃ!
「定期的に、『更新試験』を受けなければなりませ〜ん」
っだそうな。
「試験官ははとっても意地悪で、厳しいで〜す」
お国柄かな・・・。
- 色づけ
何となく納得。
試験が厳しいからなんだべな。
とにかく説明が詳しい。
すぎゃあ知識だと思った。
微に入り、細に入り・・・。
「マリア」さんも沢山説明してくれた。
短い時間の中でも、沢山話そうと頑張ってた。
要介護軍団が喜んだかどうかは定かじゃないけど・・・。
「今日は朝一番なので、後ろから追われなくっていいで〜す」
っとか言ってる内に後ろのグループが・・・。
んで、追い抜いて行った・・・。
きっとガイドによって濃淡があるべな。
モスクワのガイド「ナターシャ」さんも詳しかった。
でもちょと難あり。
”立て板に水っ!”
ってヤツですか。
観光ガイドブック丸暗記みたいな説明だった。
やっぱ、ちょと色づけが欲しい・・・。
- 会場
「マリア」さんは工夫してた。
質問を多く入れて、客にもしゃべらせて・・・。
ジョークも多々。
しかも日本語がとってもキレイ。
こんな話し方滅多にお目にかかれない。
今どきの日本人の若い娘には絶ってえいないべな。
「マリア」さんしみじみ・・・。
「ここに来ると、試験の時の事を想い出しま〜す」
実は「エカテリーナ宮殿」が試験会場だったそうな。
1階の回廊の写真を見ながら質問を受けるんだそうな。
第二次世界大戦の頃の写真。
宮殿復元途中の写真。
何となく想像出来る。
実際、これだけガイドの質が高い。
ホンキでやってんだべな。
”ウラガネ・コネガイドとか、いないんだべか・・・?”